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Den-en Eda Church

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🎄 クリスマスのメッセージ

 『あなた方と共にいる!』

   ―教会でメリークリスマスー


「私の父に祝福された人たち・・・私が飢えていた時に食べさせ、のどが渇いていた時に飲ませ、旅をしていた時に宿を貸し、裸の時に着せ、病気の時に見舞い、牢に居たときに訪ねてくれたからだ。」・・私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである。
(マタイによる福音書25:35-36、40)


「コロナ感染拡大」と言うことが、世界中に広がり、教会も検温、手洗い、消毒、マスク、換気、間を置いた座席等、配慮しながら礼拝を続けてきました。インターネット、郵便でのつながり。しかし、教会は「集まって神様の言葉を聴く群れ」ですから寂しいし辛いです。こんなに神様のみ言葉の礼拝が私たちを生かす力であったのかとしみじみ感じさせられています。それでも、神様が私達の一番近くにいてくださる、「インマヌエル、神は我々と共におられる」のイエス・キリストが、「苦しい時にも関わらず、希望」と信じ歩みたいと願っています。
さて、マタイ25章のこの教えは、終末に備える者の歩み、特に愛の奉仕の重要性を語ります。実はイエスの最後の説教、別れに際しての大切なメッセージと言える場面なのです。つまり、この後イエスの十字架の死と、復活があり、イエスの愛する弟子達はこのイエスの意志を継ぎ、伝道の旅へと出かける設定です。(マタイ福音書は時代的にはもっと後紀元80年頃ですが)イエス最後の説教という意味で、遺言のように私たちの心に迫ります。コロナウイルスこそが私たちの戦うべき相手であるのに、世界中の人々は恐れで疲れ心も疲弊し、「愛と優しさ」を捨ててしまったのでしょうか。イエス様は「最も弱く、小さくされた」私のところに、「赤ちゃん」の姿で現れ「あなたを救う」と言われるのです。弱い私も、目の前のこの人と、このような時だからからこそ、一緒に生きてみたいと思います。
 昔から大変尊敬する関田寛雄牧師が、大好きな「フウテンの寅さん」昨年暮れに50年記念の特別映画が公開されましたが、私はそれはまだ見れてはいません。しかし、毎週土曜日4Kデジタル修復された、「寅さん」に実は新たなる発見と感動を覚えています。古い映画を最新技術で丁寧に時間をかけて音声、画像をデジタル修復。言葉もクリアーになり画面に広がる山や海や空の自然が、まるでそこにいるようによみがえります。旅することが心配なこの時ですが、寅さんと自分も旅をしている気分になれるのです。
いつもマドンナが現れて、失恋するパターンと思い込んでいました。しかし、見れば見るほど、寅さんも、さくらさんをはじめ、その家族も「愛と優しさ」に満ちているのです。どんな時も寅さんの味方。人との小さな出会いもまるで自分たちの家族のことと、大切に誠実に取り組む家族たちの生きざまに感動しています。偉大な山田洋二監督とそのスタッフに心から感謝です。是非皆様もご覧あれ!
この感動を関田先生にお手紙で伝えました。すると、寅さんを演じた渥美清さんが、お若いころから肺の疾患を抱えつつ役者をしていたこと。お連れ合いのカトリック信仰を病床で受け入れ、洗礼を受けて天に召されたこと、こっそり知らせてくださいました。ああー寅さんを渥美さんは生き抜いたのだとも感動が重なりました。

2020年クリスマス、救い主の到来。皆様の愛と優しい心を、イエス様は祝福してくださいます。どうぞご健康に留意し、みんなで生き抜き「コロナの先の、イエス様と共に生きる新しい希望の歩み」を楽しみに、楽しみに心からお祈り申し上げます。
メリークリスマス!「私はいつもあなた方と共にいる!」
    2020年11月29日(日)(待降節第1主日)

日本キリスト教団 田園江田教会 牧師 宗野 鏡子