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Den-en Eda Church

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『神の力に包まれて』

教会でメリークリスマス

聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なるもの、神の子と呼ばれる。
ルカによる福音書 1:35


今年の夏は豪雨や体温のように熱い日照りが続く、そんな中、夏の休暇をいただき、元気を出して10数年ぶりに、かつて高校教師時代に、「平和の旅」を繰り返していた、被爆地ヒロシマを連れ合いと旅した。

 広島空港から竹原までは乗り合いタクシーで30分ほどのドライブ。今年話題にもなった「この世界の片隅で」と言うアニメ映画さながらの瀬戸内海を見渡す石段の町が、ヒロシマの人々の穏やかな生活を今も見せてくれた。そこから呉線で忠海(ただのうみ)まで。ああ、懐かしい小さな駅舎!生徒と一緒に麦わら帽子や飲み物を買った町の店はコンビニになっていた。駅近くにふ頭があり、目の前に広がる「地図から消された島、大久野島(おおくのじま)」まではほんの15分ほどで渡れる。ところがそのふ頭まで行って本当にびっくり!船乗り場まで500人(実際数えた)を超える観光客が長蛇の列。島には車が乗り入れられないので家族連れの持ち物も車から降ろされ、手荷物のクーラーボックスや釣りの道具、食糧など「民族の大移動」のように大変なことになって、おばあさんおじいさん、息子の家族、友人同士のグループ。かなり大きなフェリーも2回乗り切れず、炎天下で2時間半、その人たちと船を待ち続けた。かつては、こんなに人が来る島ではない静かな漁村の港だったのに。「国民休暇村」と「うさぎの島」がネットで広がり、日本中から世界から、多くの人が注目して訪れるようになったのだそうだ。

 昭和初期より瀬戸内海の日本軍の要塞の島が、「毒ガス兵器」を極秘製造するために、島の住民は海の向こう忠海に移転させられた。要塞と軍事工場のこの島は「地図から消され」多くの勤労動員、学徒動員の人々が働いた。忠海に移り住んだ人たちの生活も過疎化に伴い小学校も閉鎖。その時、無人島のこの島に、7羽のうさぎが放されて今は500羽とも言われるうさぎの愛ランド♡白い砂浜は、うさぎたちの掘った穴だらけ。「ウサギは弱い動物です。むやみに餌を与えたり抱き上げて落としたり、可愛いからと連れ帰らないで」と言う下船の注意放送が印象的だった。「毒ガス資料館」も展示室のほかに修学旅行などで訪れる人のための会議室が新たに作られ、「うさぎのおかげで世界中の人がこの島にやってくる」不思議な、そして驚きの展開を目の当たりにし、歴史はこうしても伝えられるのかと感動。
(宗野記)


受胎告知Document-page-001 (50).jpg

ヨセフのいいなずけであったマリアのもとに、天使が訪れ、「おめでとう。恵まれた方。主があなたと共におられる」と告げられた時、自分の人生に何が起こったのか、戸惑い考えこんだマリア。自分が産む男の子は聖なる子、神の子と呼ばれ特別の人生を過ごすのだ!と言われても「どうして」と受け止めがたいマリア。しかし、人間の考えも予定も計画も及ばない出来事の中に、「神の力が臨み、見えない力がその人を包む」マリアはそのことに従い、希望を見出す。「神にはできないことは無い」と信じて歩みだす。

「教会でメリークリスマス(嬉しい、クリスマス)!」を一人でも多くの方々と分かち合いたいと願っています。東日本の被災地の復興はまだまだ進まず、又今年も多くの自然の災害に痛んだ年でした。テロの不安におびえ、国際紛争で多くの難民の人々が生活を追われ今日も避難の地にいます。高齢者や子どもの問題も私達の心を覆います。様々な苦悩を抱える全ての人々にキリストの救いが本当にあるように、祈りたいと願っています。弱さを抱えても、「今日生きようとする人」に寄り添い、困難な状況も超えて「平和を実現し神の力が包んでください」と篤く祈りつつ、クリスマスをご一緒に、祝いたいと願います。

    2017年12月3日(日)(待降節第1主日)
日本キリスト教団 田園江田教会
牧 師  宗野 鏡子・宮川 忠大・宮川 周子  

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